東京都のゼロエミ省エネ設備補助金、第4回受付中(〜10月2日)

全業種対応

電気代の値上がりが続く中、空調やLED照明の更新を先延ばしにしていないでしょうか。

古い設備を使い続けるほど、電気代の負担は積み重なっていきます。

一方で、設備更新には初期費用がかかるため、なかなか踏み切れないという事業者も多いはずです。

そんな中小企業の設備更新を後押しする制度が、東京都にあります。

初期費用の負担を助成金で抑えられれば、更新の判断もしやすくなります。

光熱費の悩みより先に検討したい、設備更新という選択肢

電気代が上がるたびに、営業努力でしのごうとする事業者は少なくありません。

ですが、設備そのものを効率のよいものに替えるほうが、長い目で見て負担が軽くなることもあります。

その更新費用を助成してくれるのが、クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)が実施する「ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業」です。

対象になる事業者と設備

対象になるのは、都内の中小企業、学校法人、公益財団法人、医療法人、社会福祉法人などです。

リース事業者やESCO事業者と共同で申請することもできます。

対象となる設備・改善には、次のようなものがあります。

  • 高効率空調
  • LED照明
  • ヒートポンプ
  • 高効率ボイラー・高効率変圧器
  • 断熱窓
  • 運用改善(人感センサー・照明の配線見直しなど)

助成率と上限額

申請する区分によって、助成率と上限額が変わります。

申請区分 助成率 上限額
設備導入のみ 3/4以内 4,500万円
設備導入+運用改善 2/3以内 2,500万円
運用改善のみ 2/3以内 1,000万円

上限額の大きさから分かるとおり、中小規模の事業者でも本格的な設備更新に使いやすい制度です。

対象設備・運用改善をもう少し詳しく見る

一口に「省エネ設備」といっても、対象になる範囲は広めです。

  • 高効率空調:店舗やオフィスの空調を、消費電力の少ない機種へ入れ替える工事が対象です。
  • LED照明:蛍光灯や白熱灯からLED照明への切り替えが対象になります。
  • ヒートポンプ・高効率ボイラー:給湯や冷暖房に使う熱源設備の更新が含まれます。
  • 断熱窓:窓の断熱性能を高める改修も対象に含まれます。
  • 運用改善:人感センサーの設置や、照明の配線を細かく分けて必要な場所だけ点灯できるようにする工事も対象です。

設備をまるごと入れ替える工事だけでなく、比較的小規模な運用改善だけでも申請できる区分がある点は覚えておきたいポイントです。

東京都内の店舗で空調設備の入れ替え工事をしている様子

令和8年度は年6回の受付、いま第4回が進行中

令和8年度は、次の6回に分けて申請を受け付けています。

  • 第1回:4月21日〜5月8日(受付終了)
  • 第2回:6月15日〜6月26日(受付終了)
  • 第3回:7月31日〜8月14日(受付終了)
  • 第4回:9月16日〜10月2日(受付中)
  • 第5回:11月9日〜11月20日
  • 第6回:1月18日〜1月29日

いま進んでいるのは第4回です。

交付決定の前に発注・着工をしてしまうと対象外になるため、申請の順番を守ることが大切です。

申請を検討するときに確認しておきたいこと

設備の入れ替えには、思っている以上に段取りが必要です。

  • 交付決定を受けてから発注・着工する流れになっているか
  • 導入したい設備が、対象設備の条件(性能基準など)に当てはまっているか
  • 見積もりや必要書類を、期間内に準備できそうか

第4回の受付は10月2日までです。

すでに設備更新を検討している事業者は、早めに公式サイトで詳しい要件を確認しておくと安心です。

こんな方に向いている制度です

この助成金は、次のような事業者にとくに向いています。

  • 古い空調やボイラーの入れ替え時期が近づいている事業者
  • 電気代の負担が年々重くなっていると感じている事業者
  • リース事業者やESCO事業者と組んで設備更新を検討している事業者

助成率・上限額が大きいぶん、必要書類や設備の性能条件も細かく定められています。

検討段階から早めに詳細を確認しておくと、準備がスムーズになります。

申請の大まかな流れ

この助成金は、おおむね次のような流れで進みます。

  1. 実施要綱・募集要項を確認し、対象設備の条件を満たすか確認する
  2. 見積もりを取り、申請期間内(第4回は9月16日〜10月2日)に申請する
  3. 審査を受け、交付決定の通知を待つ
  4. 交付決定後に発注・着工し、設備を導入する
  5. 実績報告を行い、助成金が交付される

交付決定より前に発注・着工してしまうと対象外になる点は、とくに注意が必要です。

工事業者との日程調整も、交付決定のタイミングを踏まえたうえで進めるようにしましょう。

よくある疑問

Q. リース会社が導入する設備でも申請できますか?
中小企業等がリース事業者やESCO事業者と共同で申請する形であれば、対象になり得ます。

Q. 交付決定より前に工事を始めてしまったら、どうなりますか?
この制度に限らず、多くの都の助成金は交付決定前の発注・着工を対象外としています。

必ず交付決定の通知を受けてから、発注・着工に進む流れを守ることが大切です。

Q. 第4回に間に合わなかった場合はどうすればよいですか?
令和8年度は第6回(1月18日〜1月29日)まで予定されています。

準備が間に合わない場合は、次回以降の申請を検討する方法もあります。

Q. 予算がなくなったら、その回の受付は終わってしまいますか?
都の助成金の多くは予算の上限が定められています。

希望する回に確実に申請したい場合は、受付開始のタイミングを逃さないようにしましょう。

Q. 申請書類はどこで確認できますか?
実施要綱や様式は、クール・ネット東京の公式サイトで公開されています。

第4回の受付にあわせて、最新版を確認してください。

この記事のまとめ

最後に、この助成金の要点を振り返ります。

  • 対象者:都内の中小企業、学校法人、医療法人、社会福祉法人など
  • 対象設備:高効率空調・LED照明・ヒートポンプ・断熱窓・運用改善など
  • 助成率・上限:区分により2/3〜3/4、上限1,000万〜4,500万円
  • 申請期間:第4回は令和8年9月16日〜10月2日
  • 注意点:交付決定より前の発注・着工は対象外

他の設備投資支援もあわせてチェック

省エネ設備以外にも、設備投資に使える補助金は目的から探すページでまとめています。

デジタル化やものづくり関連の設備更新を考えている場合は、あわせて確認してみてください。

区市町村が独自の省エネ関連の補助を用意していることもあります。

地域から調べるページから、事業所のある地域の制度もチェックしてみてください。

複数の制度をあわせて確認しておくと、設備更新のタイミングに合う制度を見つけやすくなります。

自社の設備状況に合わせて、無理のない範囲で検討を進めてみてください。

分からない点があれば、公式サイトの問い合わせ窓口を活用するのも一つの方法です。

制度の詳細・最新の申請要件は、必ず公式情報でご確認ください。

出典:ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業|クール・ネット東京

ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業 | 補助金・助成金 | クール・ネット東京
東京都は、「2050年CO2排出実質ゼロ」に貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、中小企業等のさらなる省エネルギー化を推進するため、省エネ設備の導入と運用改善に要する費用の一部を助成します。
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