豊島区「経営安定コース」とは?広告・専門家相談・研修費を最大15万円補助

全業種対応

豊島区の「中小企業支援事業補助金(経営安定コース)」は、区内の事業者が使える補助金です。

看板やチラシ、広告掲載、専門家への相談料、従業員や自分自身の研修費などが対象になります。

補助率は対象経費(税抜)の2分の1以内で、上限は15万円です。

個人事業主も対象に含まれます。

この記事では、対象経費の区分、申請の2段階の流れ、注意点を整理します。

なお、募集内容は変わることがあります。

申請前に必ず豊島区の公式ページで最新情報をご確認ください。

経営安定コースの概要

この制度は、区内の中小企業者の経営基盤を安定させるための費用を、区が一部補助するものです。

実施主体は豊島区(産業観光部産業振興課)です。

ポイントを表にまとめます。

項目 内容
対象地域 豊島区内
対象者 区内中小企業者(個人事業主を含む)
補助率 対象経費(税抜)の2分の1以内
上限額 15万円(千円未満は切り捨て)
事前申請の期限 令和8年11月27日(金)17時まで
交付申請の期限 令和9年1月22日(金)17時まで

公式ページの更新日は2026年9月1日で、本記事の作成時点では受付中と確認できます。

ただし、予算の状況によっては受付期間が短縮される場合があると公式に記載されています。

対象となる事業者と対象外の法人形態

対象になるのは、豊島区内の中小企業者です。

個人事業主も含まれます。

さらに、区内で3か月以上事業を営んでいることが条件です。

開業して間もない方は、事業を始めてからの期間を数えておく必要があります。

3か月に届いているかどうかは、申請前に確認しておきましょう。

一方、法人の種類によっては対象外です。

公式ページでは、次のような法人が対象外と示されています。

  • 医療法人、農業法人
  • NPO法人、社会福祉法人
  • 一般社団法人、公益社団法人
  • 一般財団法人、公益財団法人

「等」とも記載されているため、上記以外でも対象外になる場合があるかもしれません。

判断に迷うときは、産業振興課へ事前に問い合わせると安心です。

3つの対象経費区分を整理

補助の対象は、大きく3つの区分に分かれています。

自分の使いたい費用がどこに当てはまるか、先に確認しておくと計画が立てやすくなります。

区分 公式に示されている主な例
事業PR経費 看板制作、チラシ・パンフレットの制作外注、新聞・雑誌・インターネット・SNS等の広告掲載料、ホームページの新規作成・更新費用
専門家活用経費 相談料、申請代行料、東京都中小企業振興公社の専門家派遣事業の利用(最大5万円)
人材育成・リスキリング経費 研修・セミナーの受講、資格や免許等の取得、新規分野の拡充に伴うリスキリング費用

リスキリングとは、仕事で必要になる新しい知識や技術を学び直すことです。

たとえば、新しいサービスを始めるために講座を受けるような場合が考えられます。

ここに挙げたのは公式に示された例です。

個別の経費が対象になるかどうかは、申請前に区へ確認してください。

補助額のイメージと注意点

補助額は「対象経費(税抜)の2分の1以内」で、上限は15万円です。

税込ではなく税抜の金額で計算する点に注意が必要です。

目安として、次のように考えられます。

  • 税抜20万円の広告掲載を行った場合は、上限内の10万円が補助額の目安
  • 税抜40万円の経費があった場合は、半額で20万円になるものの、上限の15万円が目安
  • 経費が増えても、補助額は15万円を超えない

あくまで計算上のイメージであり、実際の交付額は審査や内容によって変わります。

「申請すれば必ず受け取れる」という制度ではありません。

また、千円未満は切り捨てになります。

端数が出る場合は、その分だけ少なくなる点も知っておきましょう。

豊島区経営安定コースの3つの対象経費区分と補助額のイメージ

事前申請と交付申請の2段階

この補助金の特徴は、申請が2段階に分かれていることです。

まず「事前申請」をして、その後に「交付申請」を行います。

段階 期限 方法
事前申請 令和8年11月27日(金)17時まで オンラインフォーム
交付申請 令和9年1月22日(金)17時まで 補助金交付申請書(エクセル形式)を提出

流れは次のとおりです。

  1. 事前申請をオンラインフォームから行う
  2. 事前申請の後に、補助の対象となる取り組みを実施する
  3. 補助金交付申請書を作成し、期限までに提出する

代理人が申請する場合は、委任状が必須とされています。

税理士や行政書士などに依頼するときは、忘れずに準備しましょう。

なお、事前申請の前に費用を支払ってしまった場合の扱いは、本記事で確認した範囲では判断できません。

契約や支払いを進める前に、順番を区へ確認しておくことをおすすめします。

展示会等出展コースとの違い

豊島区の同じ補助金には、別のコースとして「展示会等出展コース」があります。

弊サイトでも別記事で紹介しています。

公式ページの説明からは、次のような違いが読み取れます。

  • 経営安定コース:広告・専門家相談・研修など、複数の経費区分に使える
  • 展示会等出展コース:展示会などへの出展が中心

出展の予定がなく、日頃の集客や学び直しに使いたい方は、経営安定コースが検討しやすいでしょう。

両コースの併用の可否や上限の扱いは、公式情報では本記事では確認できていません。

併用を考える場合は、区へ問い合わせてください。

どんな事業者に向いているか

内容から考えると、次のような事業者に関係が深い制度です。

  • 看板やチラシを新しくしたい、個人店のオーナー
  • SNSやネット広告で、集客を強めたいフリーランス
  • ホームページを作り直したい、小規模事業者
  • 経営や手続きについて、専門家に相談したい方
  • 新しい分野に取り組むため、研修や資格取得を考えている方

特に、小さな投資を何度かに分けて行いたい事業者には使いやすい面があります。

1つの区分に絞らず、複数の経費を組み合わせることも想定されているからです。

ただし、補助を受けるには審査や書類の提出が必要です。

通る前提で資金計画を立てず、自己資金でまかなえる範囲で計画することが大切です。

締切から逆算した進め方

この補助金は、事前申請と交付申請で期限が異なります。

取り組みの実施は、この2つの期限のあいだに収める必要があると考えられます。

時期 やること
今すぐ 区内で3か月以上事業を営んでいるか確認する
事前申請の前 使いたい費用の区分を決め、見積もりを集める
令和8年11月27日(金)17時まで オンラインフォームで事前申請を行う
事前申請の後 補助の対象となる取り組みを実施する
令和9年1月22日(金)17時まで 補助金交付申請書(エクセル形式)を提出する

事前申請から交付申請までの期間は、約2か月です。

研修やホームページ制作のように時間がかかる取り組みは、早めに動かないと間に合わない可能性があります。

また、予算の状況によっては受付期間が短縮される場合があります。

締切ぎりぎりではなく、余裕を持った準備が大切です。

よくある質問

Q. 個人事業主でも申請できますか

公式ページでは、対象は区内の中小企業者で、個人事業主も含まれると示されています。

ただし、区内で3か月以上事業を営んでいることが条件です。

Q. 税込の金額で計算してよいですか

補助率は対象経費の税抜額に対する2分の1以内と示されています。

見積もりや請求書は、税抜の金額を確認しておきましょう。

Q. 事前申請の前に支払った費用は対象になりますか

公式情報では確認できません。

事前申請の前に契約や支払いを進めると、対象にならない可能性もあります。

区に確認してください。

Q. 展示会等出展コースと併用できますか

公式情報では確認できません。

併用の可否や上限の扱いは、豊島区の産業振興課へ確認してください。

Q. 申請を税理士などに頼めますか

代理人が申請する場合は、委任状が必須とされています。

具体的な書式や手続きは、公式ページで確認しましょう。

申請前に確認したいポイント

最後に、申請前のチェックポイントをまとめます。

  • 区内で3か月以上、事業を営んでいるか
  • 法人の場合、対象外の法人形態に当たらないか
  • 使いたい費用が3つの区分のどれに当たるか
  • 事前申請の期限(11月27日17時)に間に合うか
  • 交付申請の期限(令和9年1月22日17時)までに取り組みを終えられるか
  • 代理人に頼む場合、委任状を用意できるか

予算の状況によっては、期限より前に受付が終わる場合があります。

検討中の方は、早めに動くのがよいでしょう。

最新の募集要項や申請書類は、必ず豊島区の公式ページでご確認ください。

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