葛飾区の事業所の省エネ・太陽光に最大100万円!かつしかエコ助成金(事業所用)を解説

全業種対応

葛飾区が実施する「令和8年度《事業所用》かつしかエコ助成金」は、区内の事業所に省エネ・再エネ設備を導入する中小企業等を対象にした制度です。

太陽光発電、蓄電池、LED照明、空調、断熱改修などが対象で、設備ごとに助成額の上限が決まっています。

電気代の負担を減らしたい店舗や工場、事務所のオーナーに関係します。

この記事では、設備別の金額、申請の流れ、注意点を順に整理します。

制度の概要と対象者

かつしかエコ助成金(事業所用)は、葛飾区の環境課が担当する助成制度です。

公式ページでは、対象を「区内の事業所等に対象機器を導入する中小企業等」としています。

「中小企業等」の細かな定義は、公式ページ本文には明記されていません。

個人事業主が対象になるかなども含め、区の概要資料(事前申請分)で確認が必要です。

また、同じ建物に同じ種類の機器を入れる場合、過去10年間に助成を受けていると重複して受けられない旨が示されています。

充電設備については、過去に一度でも助成を受けていると対象外です。

  • 実施主体は葛飾区(環境部環境課)です
  • 対象地域は葛飾区内の事業所です
  • 助成は設備を導入する費用の一部です

設備別の助成額・助成率の一覧

公式ページに掲載されている主な設備の内容を、表にまとめます。

設備 助成額・助成率 上限額
太陽光発電システム 1kWあたり6万円 60万円
蓄電池 対象経費の4分の1 100万円(10kWh未満は20万円)
LED照明機器 対象経費の2分の1 50万円
空調設備機器改修 対象経費の4分の1 100万円
換気設備機器 対象経費の4分の1 100万円
充電設備(普通・急速) CEV補助金の4分の1 30万円
高反射率塗装 対象経費の4分の1、または施工面積1平方メートルあたり1,000円の、いずれか小さい額 40万円
断熱改修 対象経費の4分の1 40万円
排出量算定・削減クラウドサービス 1年間分の利用料の2分の1 15万円

見出しの「最大100万円」は、蓄電池・空調・換気の上限額にあたります。

ただし実際の金額は、費用や規模によって上限より少なくなることがあります。

設備ごとの選び方の目安

どの設備から検討するかは、事業所の使い方によって変わります。

公式情報に「向いている事業者」の記載はないため、以下はあくまで考え方の一例です。

  • 照明が長時間つく店舗や事務所は、LED照明の入れ替えを検討しやすい設備です
  • 空調の古さが気になる事業所は、空調設備機器改修が候補になります
  • 屋根が広く日中の電力使用が多い工場や倉庫は、太陽光発電が候補になります
  • 夏の室温が高い建物は、高反射率塗装や断熱改修が候補になります

太陽光は1kWあたり6万円で計算されるため、システムの出力が大きいほど助成額も増えます。

ただし上限は60万円です。

上限に届く規模を超えると、助成額はそれ以上増えません。

蓄電池は、容量が10kWh未満かどうかで上限が20万円か100万円かに分かれます。

容量の選び方で受けられる額が大きく変わる点に注意してください。

葛飾区の事業所に設置する太陽光パネルと省エネ設備のイメージ

着工前の事前協議が必要な理由

多くの設備では、工事を始める前の「事前協議」が必要です。

公式ページには「工事着工4週間前までにお申し込みください」とあります。

事前協議の対象として示されているのは、次の設備です。

  • 太陽光発電、蓄電池、V2H、宅配ボックス
  • 高反射率塗装、断熱改修
  • 省エネ型小規模燃焼機器等

一方、空調設備機器改修、普通・急速充電設備、クラウドサービスは、事前協議が不要と示されています。

LED照明と換気設備については、今回確認した範囲では要否が分かりませんでした。

各設備のページや手引きで確認してください。

事前協議では、区が書類を審査し、回答書を郵送します。

申込から回答書が届くまで、おおむね3〜4週間かかるとされています。

回答書が届いてから設置工事に進む流れです。

つまり、業者と契約して先に工事を始めてしまうと、助成を受けられない可能性があります。

見積もりを取る段階で、スケジュールを逆算しておくと安心です。

助成額の計算イメージ

実際にどのくらいの助成額になるのか、公式ページの計算式をもとに考え方を示します。

以下は計算のための仮の数字で、実際の工事費や採択を示すものではありません。

  • 太陽光発電を10kWで導入する場合、6万円×10kWで60万円です。上限も60万円のため、この場合は上限と同額になります
  • LED照明の入れ替えに200万円かかる場合、2分の1は100万円ですが、上限が50万円なので50万円までです
  • 断熱改修に120万円かかる場合、4分の1は30万円で、上限40万円の範囲内です
  • 高反射率塗装は、経費の4分の1と、面積に応じた金額を比べて小さいほうが適用されます

このように、経費が大きくなっても上限を超える分は助成されません。

投資額に対して助成の割合がどの程度になるかは、見積もりの段階で試算しておくと判断しやすくなります。

複数の設備を組み合わせる際の考え方

公式ページには、設備ごとに別のページと手引きが用意されています。

太陽光と蓄電池をセットで検討する場合など、複数の設備を同時に導入する際の扱いは、本文だけでは詳細を確認できません。

併用の可否や、同じ工事内で対象経費をどう分けるかは、設備ごとの手引きや環境課への問い合わせで確認してください。

設備によって事前協議の要否が異なるため、申請の順番にも注意が必要です。

たとえば、事前協議が不要な空調と、必要な断熱改修を同じ時期に進める場合は、断熱改修側の回答書を待ってから着工する段取りが無難です。

申請期間と全体の流れ

申請期間は、令和8年4月1日から令和9年3月31日までです。

公式ページでは「必着」と記載されています。

消印有効ではなく、期限までに区へ届く必要があるため、余裕を持った提出が大切です。

事前協議が必要な設備の流れは、次のとおりです。

  1. 設備と業者を検討し、見積もりを取る
  2. 工事着工の4週間前までに事前協議を申し込む
  3. 区から届く回答書を確認する
  4. 設置工事を行う
  5. 期限までに助成金の申請書類を提出する

提出は郵送または窓口です。

提出先は、葛飾区役所環境部環境課環境計画係(410番窓口)と案内されています。

必要書類は設備ごとに異なるため、各設備の手引きで確認してください。

申請前に確認したい注意点

助成金には審査があり、申請すれば必ず受けられるわけではありません。

予算や要件についても確認が必要です。

公式ページ本文には、予算の上限や先着順かどうかの記載は確認できませんでした。

受付状況が変わる可能性もあるため、申請前に環境課へ問い合わせると確実です。

主な注意点を挙げます。

  • 対象設備や要件は、設備ごとの手引きで細かく定められています
  • 過去10年以内の同一建物・同一種類の助成は重複できません
  • 事前協議が必要な設備は、回答書の到着前に着工しないでください
  • 提出書類は必着のため、郵送の日数も考慮してください

費用の計算方法も、設備ごとに異なります。

「対象経費」に何が含まれるかは、手引きで確認してから見積もりを依頼すると安心です。

問い合わせ先と公式情報の確認方法

制度の内容は、年度の途中で変わることもあります。

申請前には、必ず最新の公式情報と手引きを確認してください。

公式情報は、葛飾区公式ページ(かつしかエコ助成金・事業所用)で公開されています。

各設備のページからは、手引きや様式も確認できます。

問い合わせ先は、葛飾区環境部環境課環境計画係です。

電話番号は03-5654-8228と案内されています。

事前協議の要否が分からない設備や、自社が対象かどうかの確認は、まずこちらに相談してみてください。

まとめ

かつしかエコ助成金(事業所用)は、葛飾区内の事業所で省エネや再エネ設備を導入する際に使える可能性がある制度です。

設備ごとの助成額と上限を把握し、事前協議のスケジュールから逆算して準備を進めることが大切です。

申請期間は令和9年3月31日まで(必着)ですが、事前協議に3〜4週間かかります。

設備の導入を考えている方は、早めに公式ページと手引きを確認し、不明点は環境課に相談してみてください。

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